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うちの子は何でこんなに落ち着きがないのだろう?
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何でこの子は出来ないのだろう?
そんな風にお子さんに育てにくさを感じたことはありませんか?
そんな方に一度受けていただきたいのが、『ペアレントプログラム』です!
私も上の子が2才ぐらいの時に、「うちの子は何でこんなに落ち着きがないのだろうか」と悩んでいました。
当時はイヤイヤ期だから大変なのかなと感じていましたが・・・
幼稚園に入園してからも、初めてのことが苦手で友達と一緒にやれなかったり、大人に言われたことを素直に聞き入れられずにワザとダメだと言われたことをやったりすることがありました。
そのため、イヤイヤ期の問題ではなく、この子の個性(気質)なのだと思います。
話は反れましたが、2才当時困っていた私が受けたのが『ペアレント プログラム』という講座でした。
オススメの講座でしたので、ご紹介したいと思います。
ペアレント プログラムとは?
子育てに悩んだり、育てにくさを感じている親御さんを対象としたプログラムです。
我が子のやっている事を「行動で考える、ほめて対応する」というようにポジティブに捉え、前向きな気持ちで子育てができるようにしていくことを目的としています。
原則的に隔週6回のプログラムで3ヶ月間、同じメンバーで一斉に講座を受けますので、同じように悩んでいる親御さんたちと悩みを共有することで仲間をみつけることもできます。
ペアレント プログラム の内容
第1回「現状把握表を書く!自分のことについて書いてみよう!」
我が子の発達を他の子と比べてしまい、「うちの子はまだ出来ない・・・どうしてだろう?」と悩むことってありますよね。
しかし、子供の発達には個人差があるため、○才児はこういうものだという姿があるわけではありません。
子供には色々な個性(特性)があるため、どのような個性(特性)があるかを知る必要があります。
そのため、我が子の個性を知り、個性に合った子育てをみつけていくことが大事です!
オルタナティブとは「代案」「代わりとなるもの」という意味があります。
日本では伝統的な子育ての仕方の特徴として、『できないことをみつけて叱る』『できていることが言葉にしない』という文化があります。
このような伝統的な子育てが間違っているワケではありませんが、このやり方が合っていない子もいます。
そして、人には得意なこと、苦手なことがあります。
苦手なことは身につくまで時間がかかりますが、コツさえつかめば出来るようになりっますよね。
ただ、コツを身につけるには周りの人が褒めながらでなければ難しいため、伝統的な子育てとは異なる考え方をして育てていく、すなわち『オルタナティブな考え方』をする必要があるかもしれません。
ペアレント プログラムは、その考え方の1つと考えていただくと良いと思います。
ここでワーク(現状把握表を書く)を行います。
まずは、子供の個性を把握するためには現状を把握することが必要ということで、現状把握表の書き方を練習します。
・良いところ = 普段できているところ、続けていること
・努力しているところ = 工夫をすれば/サポートがあればできること
・困ったところ = すぐに解決できないところ
ポイント① 名詞、形容詞、形容動詞ではなく、『動詞』で表す
ポイント② 行動は具体的に書く
講座内では自分(親)について書いていきます。
書き終わったら、隣の人とペアになり、現状把握表を見せ合います。
最後に、全体で「良いところ」「努力しているところ」「困ったところ」を1人1つずつ発表していきます。
毎回、宿題が出ます。
第1回の宿題は現状把握表(子供編)を5個ずつ書くこと、身近な大人の家族を褒めることでした。
これがなかなか難しい・・・旦那の褒めるところあるかなと不安でしたが、
家のことをやってくれた時に「ありがとう」と感謝したり、「ヒロって子供と遊ぶの上手だよね」と言ってみたりしました。
普段あまり褒めないのに急に褒めたので、怪しまれていましたが、まんざらでも無さそうだったので、一応効果はあったかなと思います。
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旦那を褒めるなんで気恥ずかしくて出来ない・・・
となかなか実行できないかもしれませんが、実はこの宿題はやってみてどうだったかを次回の講座内で発表しなくてはいけないため、頑張ってやってみましょう!
第2回「行動で書く!」
「~しない」というのは動詞ではありますが、しないことは行動ではないので「何をするか」を書くようにしましょう。
(例)洗い物をさぼらない→その日のうちにお皿を洗う
ひとくくりにしてしまうには勿体ないくらい、私たちの生活には「良いところ」があふれています。
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私のいいところは、
朝早く起きて朝ご飯をつくって、子供を起こして、ご飯を食べて、片付けをして、時間に間に合うように出発するところよ!
さて、この中に何個の『良いところ』が入っているでしょうか?
「朝早く起きる」「朝ご飯をつくる」「子供を起こす」など1つずつに区切ってみると、沢山の良いところは見えてきますよね★
× 良いところ=100%できているところ ではありません!
◎ 良いところ=60~70%できているところ(10回のうち、6~7回できているところ)
普段の生活の中で続けてできていることに注目してみてくださいね!
そうすると、『かくれんぼ』している良いところがみえてくると思います。
現状把握表に書いたもので良いところに移動できそうな物は、矢印を書いて移動していきます。
第2回の宿題は現状把握表を10個ずつ書くこと、子供を褒めることでした。
具体的な行動を実況中継しよう!!
「そうそう、おもちゃはこの箱の中に入れるんだよね。(おもちゃを入れたら)入ったね!」など、今やっていること(行動)を実況中継のように言葉にすることで、子供は褒められていると感じます。
第3回「同じカテゴリーをみつける!」
「カテゴリーに分ける」とは現状把握表に書いた行動で似た内容・種類に分けることです。
カテゴリーに分けることで、自分がよく頑張っているところ・苦手な分野をつかむことができます。また、子供の場合は強み・弱みがみえてきます。
《カテゴリーの例》
【親】 | 【子供】 |
習慣→日常生活や習慣に関すること 「朝、○時に起きる」「大切なことはメモをとる」など 仕事→仕事に関すること 「間に合うよう職場に行く」「期限を守る」など 育児→子育てに関すること 「子供とスキンシップをとる」「子供の話を聞く」など 家事→家事に関すること 「週○回、△△を掃除する」など 健康→自分の健康に関すること 「ウォーキングをする」など 気持ちの調節→気持ちの切り替えに関すること 「イライラすると人に当たってしまう」など | 言葉→言葉の理解、話し言葉など 「大人の話したことを真似して話す」など 食事→ごはんに関すること 「好きな物はよく食べる」など トイレ→排泄に関すること 「うんちが出ると教えることがある」 気持ちの調節→気持ちの切り替えに関すること 「思い通りならないと怒る」など 行動の調節→行動のコントロールに関すること 「図書館で大声で話す」など 友達→友達との付き合い方に関すること 「他の子に興味をもって近づく」など |
上記に関しては一例で、自分や子供の状況に合わせて、自由にカテゴリーを作ってよいとのことでした。
因みに、私は『趣味』『対人』『不注意』などのカテゴリーも追加してみました。
第3回の宿題は現状把握表のカテゴリー分けをすること、子供を具体的に褒めることでした。
良いところを褒めてみよう!!
「ごはん全部食べられたね」や「今日も幼稚園行ったね」など、親が当たり前だと思っていてもできていることを褒めてみましょう。
第4回「ギリギリセーフをみつける!」
私たち大人はどうして「困ったところ」に困りながらも生活を続けられるのでしょうか?
ステップ① | 片付けができない | ダイエットができない |
ステップ② | 来週、家庭訪問・・・ | ケーキおいしそう・・・ |
ステップ③ | 見えるところだけ掃除をした | いやいや、今日はりんごジュースにしておこう |
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ギリギリセーフ行動=対処行動
大人はこのギリギリセーフ行動(対処行動)をとることで、何とか生活を続けることができているのです。
子供のギリギリセーフ行動は子供が意識的に(=がんばって)しているときに起こるものばかりではありません。
・たまたま出来たときはあったか?
・誰かが手伝うなど、条件/サポート付きで出来たときはあったか?
・一歩(もしくは二歩、三歩)手前まで出来ているときはあったか?
『困ったところ』の中でもここまでは出来ているところをみつけましょう。
第4回の宿題はギリギリセーフをみつけること、子供を褒めること、身近な人(夫、学校の先生など)に表を見てもらうことでした。
因みに、うちは夫に見せました!
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ふ~ん、確かにうちの子ってこんな感じだよね~
という何とも表現しにくい反応でした(笑)
第5回「ギリギリセーフをきわめる!」
「困ったところ」のギリギリセーフ行動が見つけられない場合には、「困ったところ」が起こる状況をみてみましょう。
例えば、「玩具や手で人を叩く」という困ったところがあったとして、この行動がいつも起こるワケではないですよね。
この困った行動が「他の子が使っている玩具が使いたい時」や「構ってほしい時」ということが分かれば、この状況の反対の状況「好きな玩具で遊んでいる時」や「パパやママと一緒に遊んでいる時」にはギリギリセーフ行動が起こりやすいということが分かります。
「困ったところ」が起こりやすい時間帯・場所・相手・課題をそれぞれ『デンジャラス・タイム/ゾーン/パーソン/タスク』と表現します。
これらをハッキリさせることで、その逆の状況の中でギリギリセーフ行動を見つけやすくなります。
第5回の宿題は現状把握表を完成させること、子供を褒めること、身近な家族に現状把握表を見てもらうことでした。
第6回「ペアレントプログラムでみつけたことを確認する!」
隣の人とペアになり、現状把握表(完成版)を見せ合いながら、今回のプログラムでみつけたこと、感じたことを話しました。
最後に、全体で「みつけたこと」「感じたこと」を1人1つずつ発表していきました。
《 私の現状把握表(完成版) 》


因みに、私はペアレントプログラムを受けたことで、今まで我が子の落ち着きがないところや出来ないところに目がいってしまいがちでしたが、1つ1つの行動を細かく分けて考えていくことで出来ていることもこんなに沢山あったのだということを感じ、前向きな気持ちで我が子と向き合うことができるようになったかなと感じています。
まとめ
この記事を読めば、自己流でペアレントプログラムの内容を行うことはできるかもしれません。
しかし、ペアレントプログラムの大きな要素として、悩みを共有できる仲間をみつけることができるという点もあります。
その点は自己中では身につかないことだと思いますので、お住まいの都道府県で『ペアレントプログラム』が開催されているようなら、参加してみることをオススメします!
そうは言っても・・・
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講座を一緒に受けただけで他の親御さんと仲良くなれるの?
と思われる方もいるかと思いますが、隔週で6回顔を合わせるだけでも顔見知りになれますし、毎回講座の中で現状把握表を隣の人とペアになり見せ合って意見交換をする時間が設けられますので、その中で仲良くなっていけると思います★
それから、『ペアレントプログラム』は『ペアレントトレーニング』の前段階のプログラムとして開発されたため、発達障害児の保護者が受けるという印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、
私は実際に受けてみて、そのような場合だけでなく、 子育てに悩んだり、育てにくさを感じている親御さんは1度受けてみることで、我が子との向き合い方が変わり、楽しい子育ての第一歩になってくれるのではないかなと感じました。
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