私は幼稚園教諭の免許を持っていることもあり、復職にいかせるよう、子育て支援センターなどで行われている育児講座に沢山参加してきました。
その中で、「小さい子にスマホやテレビを見せるのはやめましょう」という話をされることが時々ありました。
私も幼稚園の先生をしていた時には、「テレビやゲームを長時間させるのは脳に悪い影響があるためやめましょう」と伝えてはきましたが…
そうは言っても、食事の準備中などテレビやスマホなどに頼らなくては難しい時ってありますよね!
私も親になって、痛感しました。
そして・・・
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家事をしている時や順番を待っている時にグズグズされた場合にもテレビやスマホを見せてはいけないの?
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テレビやスマホに頼ってしまう私はダメなママなの?
とモヤモヤしました。
そんな時に私を救ってくれたのがある講座の話に出てきた『Withメディアという考え方』でした。
この考え方が私の中で一番しっくり来たため、皆さんにもご紹介します。
笑顔コミュニケーションの重要性
私たちの脳には扁桃体(へんとうたい)と46野(よんじゅうろくや)という部分があります。
◆扁桃体とは、感情のアクセス役で喜怒哀楽を発生させる場所です。【興奮】
◆46野とは、前頭前野の一部で感情のブレーキ役をしています。【抑制】
この興奮と抑制のバランスを取ることで、切れない脳を育てることができます。
そして、バランスをとるためには、脳の回路(シナプス)を沢山作ってあげることが大切!
このシナプスは6才頃までに様々な刺激を与えることで作られます。
・親しい人とのコミュニケーション(笑顔で接する、一緒にババ抜きなどのゲームを楽しむ)
・目を見て会話をする
・共感する(あぁ!そうだったね)
因みに、サケを食べることも有効だそう。
メディアと子ども
スマホ育児の問題点
①脳の発達に悪影響
上で書いたように0~6才までは脳の発達において、とても重要な時期です。
そのため、スマホを長時間見させていることでコミュニケーション不足になり、脳にシナプスがあまり形成されないことが考えられます。
②視力低下のリスク
6才までの時期は目の発達においても、立体感や遠近感を備える大切な時期になります。
そのため、スマホの画面をすぐ近くで見ていることで、視力低下の心配もあります。
スマホ育児で親子関係はどうなる?
ここで考えていただきたいのが、スマホ育児をすることによる親子関係への影響についてです。
問題点に長時間見させることでコミュニケーション不足になると書きましたが、だったら長時間見させなれけば良いということにはならないでしょうか?
笑顔のコミュニケーションがしっかりととれて入れば、脳に良い刺激となり、脳の発達は促されます。
ということは、コミュニケーションさえあれば大きな問題はないということになります!
約束を決めて使わせよう!
問題点①にあげた脳への悪影響については、長時間スマホを見させなければ大丈夫そう。
問題点②にあげた目への悪影響については、スマホの画面に近づきすぎなければ大丈夫そう。
ということは何となくわかりましたが・・・
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じゃあ、実際にスマホを見せる前に、どんな約束をしたらいいの?
って思いますよね!
・30㎝ぐらいスマホを離して見る。
・1回30分程度にし、ひと休みして遠くをみる。
我が家ではスマホを見せることはあまりないのですが、テレビを見る時には画面から離れてみるように伝えています。
それでも、1才10ヶ月の下の子はテレビの近くまで入ってしまうため、テレビから3メートル程離れたところに子ども用の椅子を置き、そこに座って見るように促すと、しばらくは約束を守って見ることが出来ています。
そして、近年では子どもにスマホを持たせる年齢も低くなっていますよね。
早い子だと小学生から持っている子もいます。
自分のスマホを持たせる時には、もっとちゃんとしたルールが必要ですよね!
そこで使えるのが、尾木ママのスマホルール7ヶ条!!
こちらはそのまま載せて良いか分からなかったため、ここには載せませんが、『尾木ママのスマホルール7ヶ条』と検索してみてください。
このルールは子どもだけでなく、親子で守るということが大切なようです。
そうすることで、今まで述べてきた親子でのコミュニケーションの時間も大切にできるのではないでしょうか。
まとめ
今まで、スマホやテレビを見せてはいけないと悩んできた方も、このブログを読んでスマホやテレビとうまく共存していくという『Withメディア』という考え方なら納得していただけたのではないでしょうか。
現に私はこの考え方がすごくしっくり来たため、今後は『Withメディア』という考え方を取り入れていいたいなと思っています。
また、近年は学校教育でもタブレットが使われるようになり、ますます子どもとメディアは切っても切れない関係となってきました。
今後はメディアを見る時間と家族と笑顔でコミュニケーションをとる時間とのメリハリをつけながら、メディアと上手に関わっていけたらいいですね♪
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